奪われない楽しみを置く

毎日楽しく。これは常に意識すべきことだと考えています。わたしにとっては人生の目標です。毎日を楽しくするために、やりたいことを見つけその実行と目標達成のために行動をする。そんな形が理想だと思います。

もちろん楽しみには、ただ純粋に興味のあること、面白いと感じることをする場合も含まれます。いわゆる娯楽と呼ばれるような活動も、絶対に必要です。そういったことが、努力を続けるエネルギーの源泉になる。そのように思います。

さて、最近の状況は、楽しみを奪ってしまっているのかもしれません。人が集まる場所に行けないというのは、実際に起きてみるとかなり辛いことです。テクノロジーを使って多少工夫はできても、やはり対面でのコミュニケーションや大勢が集まるイベント、テーマパークの魅力をカバーし切れるものではないのでしょう。一方で仕事では対応に追われ、大きく生産性を上げないとまずい、集中してできることだけをやりなさいということになる。疲れが溜まりやすくなるのは当然だと思います。

この機会に、何が起きても奪われない楽しみというものを見つける、あるいはその力を養うことが求められているのではないでしょうか。自分一人、あるいは家族や親しい友人の間だけで完結し、それでいて刹那的ではなく長く楽しめる。そんな楽しみです。わたしはこれは学びに他ならないと考えています。学ぶという行為とそこから得た学びは、誰にも奪われません。それでいて自分の中に確かに存在し、日々の支えとなります。

目の前のことに集中できるのは才能であり、その力も必要です。しかし行動力の厳選は、目の前よりも少し上の方、自分しか届かないところに置ける方が良さそうです。

それでは、また。