さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

名前をつけて形を定める

わたしは新しい知識や経験というものが好きです。あまり詰め込みすぎると疲れてきますが、できれば毎日何か新しい学びや気づきが欲しいと思っています。それはどんな些細なことでも良く、無駄に思えるものでも気にしません。

最近、近所の一方通行について注意してみるようになっています。少し運転する用事があるからですが、それを抜きにしても道からはいろいろなことが見えてきます。なぜもっと広くしていないのか、これだけ細いのに一方通行ではないのはなぜか、見つけやすい新入禁止の標識はどのような配置かなど、思うことは様々です。細々とした情報が、ふとした機会で繋がるととても楽しくなります。この欲求は今後もずっと続いていくと思います。

何かを捉えるにあたり、名前は非常に重要です。具体的な物であればイメージしやすいですが、周りにあるものを名前を使わずに表現すると、長い文で定義して説明が必要となります。その定義自体にも名前が使われるため、最後には訳が分からなくなってしまうでしょう。そして目に見えない抽象的なものでも名前をつけることで概念として定着させることができる。当たり前のことですが、これがないと生きていけないくらい大切なことではないでしょうか。

学びというものは、自分の中に存在しなかった名前を見つけて、その名前の下にぶら下がる自分なりの定義をつけることのように思います。同じもの、ことを見ても理解の仕方は人それぞれです。同じ名前から発想するものが違うのは当たり前に思います。名前と定義が一緒にはいってきたとしても、自分の感覚で理解する。それができて初めて人に話せるようになります。

自分の中に名前があるのか。これは少し考える時間を取らないと分かりません。特に、目の前に物がない場合は長い時間がかかります。しかしそうやって少しずつ考えたことが自分を形作っていく。そのように思います。

それでは、また。