家電がないから楽しめました

今回の滞在では、大学の友人の家に泊まらせてもらっています。彼はすでに就職していますがそこまで忙しくなく、また期間も短いのでお願いできました。本当にありがたいです。

彼の家には、家電と言われてイメージするようなものがほとんどありません。洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、テレビといったものです。あるものはお湯を沸かすケトルと、パソコン、それと部屋についているエアコンくらいです。私も家電を少なくして生きられる自信がありますが、このレベルは難しいなと思います。

でも、お邪魔させてもらうときにはこういったものがなくても楽しいのです。いやむしろ、こういったものがないから楽しいと言えます。晩御飯を部屋で食べようという話になり一緒にスーパーへ買い物へ行っても、買えるものがほとんどありません。レンジを使う前提のものがまずだめであり、またフライパンもないので調理もできないのです。買い物をしながら、「カップ麺ならいけるのでは？いやまてよ、お寿司も大丈夫か！」などというやり取りをしています。ちょっとした制限が入ることで、いつもと違った買い物ができて楽しいのです。なぜそういった家電を買わないのかという話も膨らみます。

自分の基準は別にあります。どの家電が必要で、何がいらないか。自分が良いと思うやり方に従って決めていきます。でも、その基準と大きく違った基準を持っている友人や知人がいると、これまたかなり楽しいのです。一番簡単なのは違う国の人かもしれませんが、日本人でもいろんな人がいます。たかが家電のことでも、こんなに笑えるのは幸せだと感じます。

今晩もまたレンジや冷蔵庫がないことでいろんな会話をしながら買い物をできるのだと思います。せっかくの機会なので、満喫して帰りたいと思います。

それでは、また。