さいごーどんの備忘録

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非常口座席のメリットとデメリット(ジェットスター)

飛行機には、非常口座席という席があります。緊急時に脱出するための非常口の隣にある座席のことで、ジェットスターA320機だと1列目、12列目、13列目がその座席です。
ジェットスターは座席を指定するだけでも追加料金が発生するので、基本的に選びません。そのようなチケット購入の仕方をしていると、チェックインの時に空いている座席の中から自動的に選ばれます。とはいっても時間に余裕を持ってチェックインをすれば、たいてい窓側か通路側の席から割り振られるみたいです。

最近、予約をせずに乗ることが多いのですが、なぜか非常口座席になることが多いです。今日のチェックインの際には非常口座席でも良いですか?と自動チェックイン機が聞いてくれたのでどうやら嫌な場合は他の席にもできるみたいですが、特に困ることもないのでそのまま非常口座席にしました。それなりの回数非常口座席に座ってきたので、今回はそのメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

まず、メリットともデメリットとも言えないのが非常口の隣だということです。非常口に近いということは、緊急時には最初に脱出できる位置にいるわけです。そうなると、やはり助かる可能性も高くなりそうです。しかし一方で、緊急時には非常口の操作を自分がしなければなりません。非常口が開かなければ誰も脱出できないわけで、その責任はかなり重いです。そもそも緊急事態があまり起きないと思われますが、ここは個人の考え方でメリットもデメリットとも言えそうです。

緊急時以外の場合のことを考えてみます。
ジェットスターの場合、メリットは3つあります。
搭乗の順番が早い、足元が広い、隣が空いていることが多いということです。
どの航空会社でも、搭乗の順番が決められていると思います。窓側の人から先に入れるとか、機内後方の座席の人から入れるといったものです。ジェットスターの搭乗の順番では、 非常口座席の人は最初に搭乗することができます。やはり人がほとんどいなくてスムーズに中に入ることができ、荷物の整理も余裕をもってできるのは気が楽です。
次に、足元が広いということ。緊急時の非常口になるため、他の座席に比べてかなり足元の空間が広く取られています。足を思いっきり伸ばしてもまだかなり余裕があるくらいです。LCCだと通常の座席の足元の広さはかなり狭めになっているので、この点も利点と言えそうです。
そして、隣の席が空いている可能性が高いということ。これは必ずしもそうとは言えませんが、非常口座席には後ほど紹介するようなデメリットがあり、また責任も伴うため指定されないことが多いと思われます。体感なので路線や時間によって違うのだと思いますが、よく空いている印象です。隣の席に人がいなければ、やはりその分ゆったりできます。これもまたメリットだと言えそうです。

一方で、デメリットもあります。
デメリットもまた3つあります。
説明を受ける必要がある、前の座席の下に荷物を置けない、離着陸時に上着をひざ掛け代わりにできないということです。
1つ目の説明を受ける必要があるというのは言葉どおりで、緊急時にどうしなければならないかという説明が離陸前にあります。時間にして1分くらいで全く気にならないかと思うのですが、席に着いたらすぐにでも寝てしまいたいという場合などはどうしても邪魔が入ってしまいます。
2つ目は、荷物を前の座席の下に置けないということです。通常、飛行機に持ち込んだ荷物は座席の上にあるロッカーか、前の座席の下に置くことができます。しかし非常口座席では、必ず頭上のロッカーにしまわなければならないのです。緊急時の避難の妨げになるのを防ぐためだと思われます。これも人によってはどうでも良いかもしれませんが、飲み物や本などを取り出したい時に足元から取り出せなくなるので、少し不便かもしれません。
最後に、離着陸時に上着をひざ掛け代わりにできないということがあります。おそらくこれも緊急時の邪魔にならないようにということだと思いますが、非常口座席の場合上着は着ておくか頭上のロッカーにしまう必要があります。言葉だけ聞くとなんでもないことのように思えるのですが、これが意外と困ります。上着を着ていると暑いし無いと寒い。ひざ掛けとして使えると最も快適なんです。
離陸した後の上空飛行中から着陸前までは脱いでひざにかけておいても良いのですが、短い飛行時間の中でわざわざ脱いだり着たりするのも面倒です。

私の場合は特に狙って非常口座席を選ぶわけではないですし、非常口座席を好んでいるわけでもありません。ただ、状況によっては非常口座席を選択するのが良い場合もありそうなので、まとめてみました。

それでは、また。