さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

大人である条件とは

留学される方は、老若男女さまざまです。本当に幅広い世代の方が来てくださいます。そして今日は少し学生の方に対しての話を聞く機会があったのですが、引率の先生の「もう子どもではないんだから」という言葉が強く印象に残りました。

もう子どもではない。なんとか基準を明確にするなら、成人しているかどうかだと思います。それは年齢という分かりやすい指標があり、容易に判断ができます。しかし今日の話で先生が伝えたかった意味とは異なるはずです。年齢として大人の基準に達したと、そのようなことを伝えたかったわけではないように思います。

しかし考えてみると、大人の基準は難しいです。何かができれば大人というわけではなく、もっと抽象的なことが言われます。責任感があるとか、独力で生きていけるとか、そんなことです。しかし何か一つではなく色々な要素が複合的に大人としての条件を形成しているように思います。これだというものを言えないので、教える側も果たして自分は大人なのかという疑問のようなものを少し持ちながら言っている場合があるのではないでしょうか。

私は自分ではもう大人だと思っています。しかし子どもっぽいところもあるかもしれません。そしてそれは自分では分からない。ただ、こうあるべきという自分の中の理想像に近づけるようにはしています。他の方も同じようにしているのであれば、大人である条件とは自分自身で決められるものなのではないでしょうか。

だとすると、その条件を持っている人こそが大人だと言えるのかもしれません。堂々めぐりになってしまいそうですが、このような一見すると簡単で、しかし奥が深いテーマについて考えるのは楽しいと思います。そしてまたそこから浮かぶことについて、しっかりと考えられればもっと楽しそうです。

それでは、また。