窓から見える月が動く

昨晩は少し帰りが遅くなってしまいました。しかしその分電車は空いており、ずっと座って移動ができました。座った場所がちょうど良かったのか向かいの窓から綺麗な月を見ることができ、電車の移動に合わせて月が動くのも見ていられました。

何事もなく月の動く様子を綺麗だなと思っていましたが、月がそんなに速く動くはずはありません。動いていたのは電車、すなわち自分の方です。そしてその移動は単純な動きではなく、角度も変わりながら動いているのだと気付きました。月の動きから色々と考えることができたのは我ながらなかなか頭が動いていたなと思います。

わたしは高校生の時は地学を選択していましたが、どうにも天体だけは理解が進みませんでした。他の分野はほぼ問題ないのに、天体だけはどうにもピンとこないのです。それはおそらく身近なものでイメージができなかったからですが、もし当時の自分に電車から見える月の様子を伝えると、なにかしらのヒントになったかもしれません。目の前で観測できる事象は、どんな優れた教科書にも勝る学びのきっかけではないでしょうか。

一つ一つ、目の前に起きることから何かを感じ、気づき、発見する。その繰り返しで学びは形成されていくように思います。そしてすでに気づくことなどないと思っている日常から何かを見つけられた時ほど面白いことはありません。引き続きワクワクする楽しい気づきを得ていきたいと思います。

それでは、また。