歩道橋で上から目線
お家から駅まではかなり近いのですが、それでも一本幹線道路を横断します。しかし交通量はそこまで多くなく、横断歩道がそれなりにあります。そのため渡りにくいなどということは無いのですが、最近その手前の歩道橋を渡るようになってきました。
歩道橋を使うのは、単純に立ち止まらなくて良いからです。次の横断歩道が変わるタイミングを考えて歩くより、迷わず歩道橋を使った方が何も考えずに歩けます。結果として時間が余計にかかることはあると思いますが、私にとってスムーズに進めるかどうかの方が重要だということに気づきました。
歩道橋を使うと、当然ながら高いところから周りを見られます。すると、それまで気づいていなかったお店や建物に目が行きます。入り口だけを見るとあまり興味のなかったお店に行ってみたくなったり、面白い形の建物や看板を見つけたりします。ただ道を変えるだけでは気づかないことにも気づくのです。
かつてビルの屋上広告などは何のためにあるのか分かりませんでした。高速道路を使ったときにはじめてその意味を理解できたものです。歩道橋を使う人向けの広告というのはあまりないかもしれませんが、歩道橋自体の価値を変える何かがそこから見える景色にはありそうです。
本当は目の前にある通れる道なのに、そのように認識していない。そのようなことは少なくなさそうです。
それでは、また。