一寸先は闇
一昨日は阿寒湖へ行きました。阿寒湖までは友人に運転をしてもらい私は景色を楽しませてもらいましたが、カーナビを見て地図の確認もしていました。そしていよいよ目的地の阿寒湖が地図に出てきたのですが、周りを見渡してもたくさんの木が見えるだけで湖は全く見つかりません。結局、本当にすぐそばまで行かないと湖があるとは分かりませんでした。
この時、もし迷ってしまったらすごく怖いだろうなという気持ちが湧いてきました。大きな道や民家のあるところ、あるいはそれこそ湖にたどり着ければなんとかなるのかもしれませんが、そのためには方角が合っていないといけません。ちょっと進めばひらけたところに出るのかもしれませんが、それが分からない中進むのは本当に不安だと思います。
ただ、考えてみれば毎日の生活もそんなものかもしれません。歩みが少しずつなので気付きにくいですが、どこかに向かおうとしなければいつまでたっても迷い続けるだけです。少し登ったから、あるいは少し降りたからといって引き返しているだけではまた同じところに戻ってしまいます。
山と日々の生活が違うのは、迷ったとしても死ぬことがないということです。それなら、迷ってみる方が意外と多くのことに気づくかもしれません。
大自然の中で自分がちっぽけだと感じる一方で、まだまだたくさん楽しめるなとも感じました。
それでは、また。