さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

自転車が来ない安心

フィリピン全体に言えるかどうかは分からないのですが、自転車の数が圧倒的に少ないと思います。バイクは本当にたくさん見るのですが、自転車を見ることはごく稀です。道の舗装が甘かったり、安く移動できる手段があったりするからかなと思っていますが、確かにあまり必要性は感じません。

自転車が来ないので、道の横断などで両方を見る必要がそこまでありません。バイクは自動車と同じく右側を走ります。これは信号機が無かったり無理やり割り込んだりが当たり前のフィリピンでも、絶対に守られています。そうなると車やバイクが来る方向だけを見ていれば基本的に安全です。私は癖でつい両方を見てしまいますが、実は両方を見るのは自転車が来るからというのが大きな理由なのではないでしょうか。

日本にいると、自転車が危ないなと思うことがよくあります。いまいちこれといったルールが無いような気がするのです。歩道を走ることもできれば、車道を走ることもできる。細い道でも通れるし、道のどちら側を走るかそこまで厳密に決まっていない。しかしそれなりにスピードが出るので、歩いていると結構怖いことがあります。それが無いというのは実はかなりありがたいのかなと思います。

自転車は便利なものなので、無くした方が良いなどというつもりはありません。ただ、安全に使えてこそ便利なものの価値が輝くと思います。そう考えると、便利なものを便利に使えているかどうかという判断は一概にはできないのではないでしょうか。ある程度の犠牲を伴って便利さを享受するとして、その犠牲が健康とか命というのは重すぎるように感じます。フィリピンではそれを考えて自転車がない、などということではないと思いますが、実際に走っていないわけなので、考えさせられます。

それでは、また。