さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

情報からの隔絶を楽しめるか

以前の記事で、ワールドカップを観ているという話をしました。しかしだいたいの試合の放送時間はかなり遅く、加えてもともと興味がなかったのでほとんど録画で楽しんでいます。友人が来た時は例外的に徹夜をして観ましたが、それも次の日が休みという前提があったからできたことです。

さて録画で楽しむとなると、どうしても先に結果を知ってしまいがちです。自分から情報を取りに行かなければなんとかなる部分も多いのですが、それでもやはり入って来てしまうことがよくありました。ただ、昨晩遅くから今朝早くにかけての試合については全く情報を仕入れることなく録画を観られました。それはもちろんネットにも繋がずテレビもすぐに録画再生にしただけなのですが、情報をあえて遮断して何かをするというのは、思ったよりも面白く感じました。

情報を遮断すると、何かに邪魔をされるということがなくなります。この邪魔という表現は色々な意味を内包すると思いますが、私の感覚では感情を動かされることがないということが大切です。外からの刺激で感情が動くことなく、自分の行動や自分が得ようとしたことだけを楽しむことができます。

このことに関連しますが、自分を見つめ直すためには外からの情報はない方が良いのかもしれません。録画した試合を生放送と同じように観られると、現実にはそうでなくとも時間の流れを少しだけ遡れたような気がします。そのような流れの中で自分はどう過ごしているのか。それが少しだけ分かるように思うのです。

私の今の感覚ではこのようなこともたまにあると良さそうだと思います。しかし今後、どうやっても情報を隔絶できなくなったり、そうすべきではなくなったりするかもしれません。経済的かどうか、効率的かどうかを考えると情報はたくさん、それもできるだけ早く手に入れられる方が良いと思われます。しかしだからこそ、意図的にそれらから離れられるような選択肢は、常に持っておきたいとも感じるのです。

それでは、また。