香港人がボイスメッセージを多用する理由
みなさんおはようございます。
さいごーです。
最近、中国語を習い始めました。
香港留学で知り合った日本人だけれど中国語が上手な方に、発音から指導してもらってます。彼は教え方がうまいので、そこが最重要ですね。
で、どうやっているかというと、教科書を見ながらCDを聞いて自分で発音してみて、それをLINEの録音機能で録音し、送るだけ。彼にそれを聞いてもらって添削してもらい、それを受けてまたやり直すor次のステップへ。
という流れです。これなら部屋でネットが無くても録音はできるし、テレビ電話のようにお互いの時間を合わせなくても大丈夫なんですね~。
自分で言うのもなんですが、なかなか良い方法を思いついたと思います。
彼の発音した録音データは保存して整理してあるので、教材として売れるんじゃ?とか勝手に思ってます。
このボイスメッセージ機能なんですが、香港の人はやたら使います。あと、これまで出会った中国の方もかなり使っていた印象です。
アプリ自体に違いはあれど同じような機能はあるので、口元にスマホを持っていって何か喋っている人を多く見かけます。
何で普通に打たないんだろう?とか思ったのですが、少しだけ広東語を学んだ結果、こうじゃないかな?という理由が見えてきました。
もちろん根っこの理由はシンプルで、そっちのほうが速い場合が多いからというだけなんですが、どうして通常の文字入力に時間がかかるのか。
今回、入力方法のスクリーンショットを用意しました。
(広東語です。実際に使っていたものです。)
1. ピンイン入力
読み方で入力します。読みが分かっていればすぐに出てきますが、つづりを間違えると永遠に出てこないです。
2. パーツ入力
漢字のパーツの組み合わせで入力します。
「畑」なら「火」と「田」を打てばいいわけですね。
そんな簡単にいくものはほとんど無いですが笑
3. 書き順入力
漢字の書き順に沿って一画ずつ入力していき、出てきた予測から選びます。
正しい書き順を覚えていないと出てきません。
4. 手書き入力
最強です。手書きで出てきた候補から選びます。
ちなみに、汚いと違った漢字が出てきます。
電車の中とかで書いては消しを繰り返しているおばさんがいたら、そのケースです。
Androidだと、この4つの入力方法があります。
さて、どれも割と入力が面倒で、かつ毎回完璧に入力できるわけではないんです。
ピンイン表記だとか、書き順を完璧に覚えていないといけないので。
しかも、頑張って入力してもそれは漢字一文字だけです。
ぶっちゃけ、めんどいです。
だから、声をそのまま送るほうが速くて便利だということになり、多くの方がボイスメッセージを使用しているのではないか?というのが勝手な推測です。
一方で、日本語は漢字の入力速いんですよね。
必ず読みがあり、その読みをひらがなというこれまた入力の速い(一文字に母音と子音が内蔵されている)文字を使って表すため、変換が一瞬でできます。
しかも、音読みと訓読みを使い分けるので、どちらかを忘れてもどちらかで出せます。
熟語も便利で、熟語を使って二文字打った後、一文字消すということもできます。
スマホが登場してフリック入力が当たり前になると、さらに加速した感じがあります。
日本語の場合、声を送るより打つほうが速いと思われます。だからあんまりボイスメッセージは流行らない。かつ、よく言われるように日本語は結論が最後に来るので、時間の流れに逆らえないボイスメッセージはこれまた相性が悪そうです。
個人的には、声を送るとか恥ずかしいんですけどね。それが普及しない一番の原因だと思ってます。
というわけで中国語のレッスンと言えど声を送るのは恥ずかしいのですが、憧れの中国語話者を目指して頑張ります。
それでは、また。