さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

「工事中」の表記に学ぶ

週末に沖縄に行った時、面白かったのは道路の標識でした。日本語の表記だけでなく、英語や中国語、韓国語の表記がありました。もちろん全ての標識がそうなっているというわけではありませんが、いつもは見ないようなものばかりでした。

そのような標識だと、日本語と他の言語の比較ができます。その中でも特に面白かったのが、「工事中」の表記です。日本語ではそのまま工事中ですが、これが英語だと「men working ahead」と表現されていました。

日本語の方は、想像する余地があります。工事中だから狭くなっているのか、道がガタガタしているのか、あるいは人がいるのか。個人的な感覚では人がいるという認識はあまりありません。その一方で、英語だと人がいるということを明言し、なぜ人がいるのかということには言及していません。理由はともあれとりあえず人がいるから気をつけてね。というメッセージです。

これが文化に基づく言語の差なのだと思います。また、同じ文字数でも伝えられる情報量に差があることも関連していそうです。目的は運転手に注意してもらい、事故を防ぐことです。そのために最も有効な伝え方が、それぞれの言語で異なっているのだと感じます。

英語以外の他の言語ではどうなのか、気になります。あることを伝える時、それを伝えるためにはどのようにいえば良いのかというのはすぐに調べられます。しかしそれが本当にその意味なのか。少し違う意味になっていないか、ということはすぐには分からないように思います。こういったことは、言語に関わっている以上今後も考えていきたいと思います。

それでは、また。