さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

車が来ない赤信号を、渡りますか?

みなさんおはようございます。

さいごーです。

 

昨日に引き続き今回の一時帰国の時に気づいたことです。
今回、私はフィリピン航空の関西国際空港からセブへの直行便でセブへ戻ってきました。理由は分からないのですが、今回の便はそれなりに席が埋まっていて、大多数の方が日本人でした。

無事セブへ到着した後、お馴染みのあのアナウンスが聞こえます。
「飛行機が完全に停まりシートベルト着用サインが消えるまでは席をお立ちにならないようお願い致します。」
今回は日本人のキャビンアテンダントさんもいらっしゃったので、英語での案内の後日本語でも繰り返してくれました。
それが大きかったのか、飛行機が完全に停まっても日本人は誰一人としてうごかないんです。確かにその時はまだシートベルト着用サインが点灯していて、案内に従うのであればまだ座っておくべき時です。ただ、偶然にも私の両隣(隣と、通路を挟んで隣)はフィリピン人で、彼らはすぐに立ち上がって通路に出ようとします。
私としては、どちらかというとフィリピン人の感覚の方が自分の感覚に近く、全く動かない日本人を見てびっくりしていました。
おそらく、ここ一年間は香港や中国系の飛行機にばかり乗っていて、シートベルト着用サインが消える前に立ち上がるのが当たり前のように感じていたからです。

当たり前のことですが、シートベルト着用サインが点灯しているということは、シートベルトをしていないと危ないかもしれないということです。
でも、明らかに完全に機体の動きが止まってからもまだサインが点灯していることも結構あるんですよね。だから、急いでいる人は早めに通路に出たいと思ってすぐに立ち上がって荷物を取ろうとします。
これも少し考えると当たり前のことで、シートベルトをしていないと危ないかもしれない時間から、完全に停止してもう大丈夫と判断するまでにはチェックする時間が必要です。その時間分はサインが点いているけれども安全という時間ができます。

サインが消えないうちから立ち上がって通路に出ようとするフィリピン人と、動かずにじっとしている日本人。その光景を見て、車が全く通っていない赤信号を渡るかどうかという話を思い出しました。
信号機の目的が、スムーズな交通を促し事故を未然に防ぐということだと考えると、赤信号でも車が来ていないなら渡ってしまって構わないように思います。
しかし、赤は止まれ(青になるまで待て)という教育がしっかりされていると、そのことが分かっていてもなかなか渡れないものです。
その教育によって赤信号ではしっかり止まる人が多くなればなるほど、事故が少なくなるというのもまた事実だと思います。結果として事故につながるような行動を防げているわけなので。

本来であれば、自分でどうするべきか考えて行動できるようになるのが一番です。
そして、その行動の結果起きることについては自分で責任を取る。
でも、事故のように結果として起きることが重大であり、自分以外にも迷惑がかかるとなると、そうも言ってられません。
難しいところですが、教育というのはうまくバランスを取っていく必要がありそうです。

これ以外にも教育について思うところが最近増えてきたので、またまとめたいと思います。

それでは、また。