さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

空白を埋める仕事

最近、法律に触れることがさらに増えています。在留資格関係でずっと扱ってきましたが、さらに広く契約関係や労務関係にも知識が求められるようになってきました。もちろん最終的には弁護士さんや社労士さんといった専門家に意見を求めますが、社内においては自分が担当することが多くなっています。

法律というのは、白黒はっきりしている場合が多いものです。どういうやり方で手続きをしたり、どういったことはしてはいけなかったりということが決められています。しかし、それぞれの決まりははっきりしていても、適用される事象ははっきりしていないことがほとんどです。仮にはっきりしていても、法律に対する理解が不足しているためにそのことが分からないということもよくあります。その結果、自分では理解が及ばない、判断がつかない空白ができてしまいます。

法律の条文そのものを理解できたとしても、何をすれば良いのか、どういう判断をすべきなのかが分からないと意味がありません。そのことを自信を持って教えてくれる人の存在は大変ありがたく、それ故に専門家として活躍できるのだと思います。

どんな仕事であれ、価値を提供するというのは何かしらの欲求に応えているということではないでしょうか。欲求があり、それが満たされていない状況を変える何かを提供する。その意味で、あらゆる仕事は空白を埋めているのかもしれません。しかしそのことを一番に意識するのは、理解が及ばない部分に対して何かができる専門的な職業なのかもしれません。

自分の周りにはどのような空白があり、それはどうやったら埋められるのか。こんな視点も面白そうです。

それでは、また。