さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

複数の柱の準備期間

現在の騒ぎで、事業が立ち行かなくなるところがたくさん出ていると思います。事業が立ち行かなくなるということはそこで働いている人の仕事も失われるということです。収入が絶たれてしまう状況というのはできるだけ避けたいものです。苦しい状況ですが、なんとか生き残りの道を模索します。

今の会社は、まだなんとか売るもの・サービスが残されています。そちらに全ての資源を集中させ、なんとか事業を継続していく。今はそれが一番の目的です。そしてこれは、もともと事業が複数あったためになんとかなっている状況です。

複数の事業を持つというのは、うまくやらないと効率的ではありません。資源が分散される上、同じ会社にいてもお互いにどんなことをしているのか分かりにくくなります。それは無関心に繋がり、連携を取ることの放棄にもなります。しかしそれが結果としては頼みの綱となっている。複数の事業を持つことの意味を感じさせられます。

一方で、今の緊急事態に対応するための組織や働き方が、そこから得た教訓を生かし切れていないのではないかとも思います。個人プレーが目立ち、自分だけが、あるいは誰かだけが頑張る。事業も売り上げが立たなくなったらすぐに見向きもしなくなる。では今集中しているその柱が折れたらどうなるのか。誰かがいなくなったらどうするのか。大変な時だからこそ、この点は意識すべきだと感じます。

「大変なときだから」この言葉でどこまで済ませるのでしょうか。わたしの考え方が間違っているのかもしれません。ただ、自分自身の中には、仕事以外の柱もしっかり作らないとまずそうだと、そんなことを思います。

それでは、また。