突然歩くことになるのもまた一興

昨日は出かけていた帰りの電車が止まってしまいました。最寄駅の2駅前で運転が見合わせとなってしまったのですが、そこから家までは約4キロです。他に近くを走っている線はなく、バスがタクシーで帰ろうと思いました。しかし、少し考えてみると4キロくらいなら歩けそうです。厳しければ途中で乗り物を使えば良いと思い直し、歩き始めました。

予想通り、50分くらい歩けば家に到着できました。途中で休憩がてらお買い物もしましたが、疲れ切ってギリギリなんとかという感じではありません。むしろ、少し時間をかけて移動することでこれまで考えていたことを整理しつつ、またよく知らなかったご近所を知ることができ、楽しい時間となりました。

毎日同じ距離を歩くというのは厳しいものがあります。また、容易に使える代替手段があれば、そちらを選択していたでしょう。昨日は歩けそうな距離であり、かつしかも代替移動手段をすぐに見つけられなかったために歩くという選択肢を採ることができました。その結果なんとなくすっきりしたのはありがたいことです。

目の前でいきなり状況が変わり、それに対応しなくてはならなくなると慌ててしまいます。しかしそれは、普段の自分ではあり得ない選択をするチャンスです。もちろん無理をしてはいけませんが、前向きに状況を捉えるというのはこういうことから始まるように思います。

それでは、また。