さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

30万円で新しい経験

今の職場には、車を運転する方がほとんどいません。免許を持っていても全く運転しないか、あるいは免許を持っていない方ばかりです。もちろんそれは個人の自由であり問題ないのですが、地方に行って明らかに車が必要な時などは少し困ります。関東では電車とバスで全て完結しますが、地方ではどうにもならないことがよくあります。

免許を取らない方に理由を聞くと、運転する必要がないとか、車を買う必要がないということだけでなく、運転が怖いという理由もあるようです。かくいう私も車の運転に慣れるまでは運転が怖くて仕方ありませんでした。運転しなくても生きていけるところに住めば良い。わざわざ高いお金を払って教習所に行き、コストのかかる車を買って、事故のリスクを上げなくても良いじゃないかとそんなことを考えたものです。しかし今では免許を取り運転していて本当に良かったと思います。

それは、単純に経験が増えるからです。運転をしないと見えないことがたくさんあります。運転をする人の気持ちが分かることで、どのような行動をすると事故に遭ってしまうかというのも想像しやすくなりました。また、車に関連するあらゆるビジネスにも興味が持てます。タイヤやガソリンについて、運転しなければ興味を持たないのも当然だと思うのです。

お金をかけてでも新しいことに取り組むと、経験が得られます。その経験は人と話をする時にとにかく有用です。話題になるというよりも、当たり前の前提を満たせるという方が正しい気がします。運転は当たり前のようにするという前提があってはじめて話がうまくできるという場合も少なくないのではと思います。

今、会社という組織にいます。会社でもお金を使って何か新しい取り組みをすることが少なくありません。周りから見るとお金を生み出さずただコストだけを費やしているように見えることでも、将来的には語れる大きな財産となる可能性がある。そして個人と会社とでは費やす額も得ようとするリターンの大きさも違う。そのことに気を配りつつ、広い視野で考えることが大事なのではないかと思います。

それでは、また。