素人でもできるように
今年は初めて確定申告というものをしてみました。ほんの少しではあるものの還付があるということでやってみようと思ったわけですが、試してみるととても簡単にできました。会社勤めなので源泉徴収票を見て数字を当てはめていくだけであとは自動的に書類が出来上がり、感動しました。
税金について、興味はあっても詳しくはありません。断片的に、どのようなことをすればお得なのかというのが頭に入っているだけです。しかし、世の中の多数派はおそらく私のような人だと思います。やった方がお得、あるいはやらないといけないから作成する。そのような人たちに専門的な知識を求めるのは酷です。だとすると、知識がなくても必要なものが揃うような仕組みを作る必要があります。
仕事で必要になった、外国人に来てもらうための書類も、最初は戸惑ったものの法務省のサイトをきちんと見れば意外と簡単にできました。知らない単語がたくさんありましたが、調べればすぐにわかるようなものです。それらは決して専門的なものではなく、社会人として知っておくべきレベルのものだと思います。手探りでも、いくつか新しい概念を学びながら初めての書類が作成できる。そんな環境が整っていると感じました。
行政サービスに限らないことですが、質問の量を減らすというのは大事です。誰かから質問を受けると、対応をする人の時間が取られます。必要な情報を掲載しておき、ある程度までは申し込みをする人の側で完成させられるようにしておくことでその負担はかなり減ります。とは言っても確定申告も入国書類もたくさんの質問は来ると思いますが、個人的にはほぼ十分な量の情報が掲載されていると感じました。
インターネットに掲載すれば、聞かれていないことでも発信できます。いくら想定しても確実に質問は来るでしょうが、考えられる限りの情報は載せておく方が、手間が減ってイメージも良くなるように思います。
それでは、また。