いくらでも動ける人に頼らない
多くの人と一緒に働いていますが、本当に猛烈に働く人が何名かいます。働く時間が長く、それでいてフットワークも軽くて何を任せても安心できるような人たちです。共通しているのは、自分でたどり着く決めたところまでは必ず進めるということ。あらゆることを確実に進めてくれるその姿は、周りの人に安心をもたらしていると思います。
あまりにも猛烈に働くその姿に、身体は大丈夫なのかと心配する人も少なくありません。しかしずっとそのような日々が続くと、この人には何を任せてもどうにかしてくれると考えてしまうようになります。しかし当然のことながら、誰にだって限界はあるものです。
今日、オフィスの中で最もよく働く方がお休みを取られました。頭痛がするためとのことですが、それも当然のような働き方です。毎週のように出張が入っており、さらに先週から今週の水曜日までは海外へ、帰ってきてすぐもまた九州へ行くというような強行軍です。それを何事もないようにこなしてしまう方ですが、それは異常だということを周りはきちんと認識していなければならないように思います。
私自身似たようなスケジュールで動いたことはあります。そして多少なら無理をしても何とかなってしまうのは事実です。しかし、そのあとはしっかりと休みをもらいました。それは周囲の理解をもらえたからこそです。もし周りがあの人なら大丈夫だろうと考えていると、もっとたくさんやることが出てきたのだと思います。
仕事やスケジュール、体調の管理というのは本来自分自身で責任を持ってすることです。しかし、責任感が強い人ほど無理をしてしまうこともあるのではないでしょうか。お互いに無理はさせない。それが支え合うということなのではないかと思います。
それでは、また。