さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

戻るという想定をしていない

毎日ほぼ同じ路線を使うと、駅の順番や左右どちらのドアが開くのか、また車内アナウンスなどをなんとなく覚えてしまいます。駅の順番やどちらのドアが開くのかというのはなかなか重要なので気が抜けない一方で、乗り換え情報はのほほんと聴くことができます。とりあえず乗り換える駅で降りてさえいれば、大きく時間をロスすることはあまりないからです。

そんな感じなので、あまり注意深く聞いたことがなかったのですが、ふと当たり前のようなことに気づきました。それまで移動していた方向と逆方向への乗り換えについては、アナウンスがなされないということです。先日は東京から横浜の方へ向かっていたのですが、横浜駅での乗り換え案内時に京浜東北線が入っていないと気付きました。京浜東北線は横浜より南の場合根岸線という名前に変わるということを後から知ったのですが、おそらくその時も乗り換えは根岸線と言われていたのでしょう。東京の方から来た人が別の路線を使って元の方向へ戻るということを想定していないのだと思います。

わたしはそもそも急行や快速、特急というものがない路線しか知らずに育ったので、初めて関西で暮らした時は衝撃でした。知識としては知っていても、駅を飛ばすということを目の前で見たことがなかったのです。そして駅を飛ばすという発想ができると、飛ばされる駅に行くとしたら一度特急などでその駅よりも先へ行き、逆方向の普通などに乗り換えて戻れるのではないかと思いつきます。実際にはダイヤの関係などで途中で普通に乗り換えたり、最初から普通に乗り続けたほうが速いのだと分かりましたが、そこに混雑具合などが入ってくるとまた変わると思います。戻るという発想もなくは無いと思うのです。

乗り換え案内アプリでは検索しにくいルートがたくさんあります。時間、料金、乗り換え回数のどれを取ってもそこまで良くないけれど、実は最も快適に過ごせるルートがあるのです。戻るという発想も含めたそんなルートを探すのもまた、楽しいと思います。

それでは、また。