さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

ミルクレープの背中側

先日、ミルクレープを食べる機会がありました。私はケーキの中で一番と言って良いほどミルクレープが好きです。かつてどのくらいの薄さとクリームの量ならおいしくできるのか調べたこともあります。

今回頂いたのはスーパーで売っているものでしたが、ミルクレープには変わりありません。あのなんとも言えない食感はどんなミルクレープでも同じで、幸せな時間を過ごせました。ただちょっとだけ気になったのが、背中側、すなわち一番端の部分です。そこだけどうしてもクリームが少なく、また層もスカスカになってしまっていたのです。

これは構造上ある程度仕方のないことのように思います。全く同じ大きさでクレープを焼き、かつずれないようにするというのはなかなか大変です。また、おそらく見栄えもあまり良くありません。ただやはり他の部分の方が好きなので、どうしても先に背中側を食べてしまいます。

食べる順番を変えることで少しでも満足度を上げるというのは、おそらく多くの人が実践していることだと思います。たい焼きで尻尾まであんこやクリームが入っていないなら、先に尻尾を食べてしまいたいです。逆にタルトであれば端っこの食感が好きなので最後に残したくなります。ちょっとした差なのですが、それを変えるだけでなんとなく嬉しくなる。そんなことがたまにあります。

フィリピンにいるとたまに思うことは、そのようなちょっとした幸せ、喜びを見つけるのが上手い人が多いということです。それはフィリピン人に限らず、現地で接する日本人や他の国の方を見てもそう思います。日本にいる時間が短いから自然とそうなっているのかもしれませんが、そんな人たちに囲まれていると自然と自分もそうなれる気がします。

ちょっとしたことだけれども、それで生活のバランスがうまく取れる。そんなテクニックを少しずつ増やしたいと思います。

それでは、また。