動く歩道のむにむに感
空港などでは、動く歩道があります。エスカレーターを平らにしたようなもので、スーツケースを二つ持っていた昨日の私にとっては大変ありがたい設備でした。私はこの動く歩道が好きなのですが、これまでは無意識のうちに枠の中に立っていたと気づきました。
まさにエスカレーターを平らにしたものだと認識しているので、自然とエスカレーターと同じように枠の中に立ってしまいます。実際には境目に立っても問題ないはずです。そして昨日はおそらく前の人との距離の関係で境目に立っており、これまでに感じたことがないむにむにとした動きが足の裏にありました。
おそらく、足場の下に継ぎ目があり、そこが段差のようになっているのではないかと思います。足場にも境目があるので、そこだと段差を感じ取りやすかったと考えられます。そしてそういえば昔から継ぎ目が好きだったかもしれないと思い出してきました。
少し遠出をして高速道路を使う時、あるいは橋を渡る時、必ず継ぎ目があったように思います。そしてそれがだいたい等間隔であるので、決まったリズムでがたんと揺れます。車の中で本を読んだりゲームをしたりすると酔ってしまうのでぼーっとするしかなかった頃は、そのリズムが心地よかったのです。
そういえば、東京の電車も同じように決まったリズムで段差を超えているのだと思います。しかし全く過去のことを思い出さなかったのは、感じ取る余裕がなかったからなのか、あるいはスピードが速すぎて心地よく感じられていないのか。どうせならいろんな移動も楽しめると良いのだろうなと思います。振動は一つの楽しみになり得そうです。
それでは、また。