ゴキブリとネズミに慣れたとしても
当たり前のことだと思いますが、フィリピンで暮らしているとたくさんのゴキブリとネズミに遭遇します。向こうから近寄ってくるということはなく、こちらから逃げていきます。しかしそれ故に予想外の動きをすることもあり、恐怖を感じることもよくあります。
ただだんだん月日が経って、もはやそのどちらに対しても慣れてしまいました。いるのが当たり前になり、いる前提で行動するようになります。そのような心構えになっていれば、発見したとしても少し驚くくらいです。
だからといって、触ろうとはさすがに思いません。そもそも触る前に逃げてしまうでしょうが、かわいい、愛らしいとは思えないのです。これが当たり前かどうかは人によるのだと思いますが、実際ゴキブリやネズミに触るのはある種のリスクがあるように思います。絶対に衛生的ではないはずです。
毒があることをアピールするために奇抜な色をしている虫や魚がいます。全てがそうというわけではないと思いますが、相手もその毒を使いたいと思っているわけではないはずです。それと全く同じというわけではないですが、人間というのは大きく脅威となり得る存在である以上、何かに接するときには気をつけないといけないと思います。こちらの意図に関わらず、相手は防衛の意味で攻撃してくることがあるはずです。
私はまだまだ色々な生物に対して恐怖や気持ち悪いという感情を持っています。犬に対しても、フィリピンではかなり怖いと思います。この感情が、いくら生活に慣れたとしても決して抜けないようにする。それもまた、必要なことのように思います。
それでは、また。