さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

日本語を教えられない

最近、英文法を教える教材を作ることがあります。英語で教えるのはフィリピンの先生がしてくれるので、それよりも一歩手前の日本語で英文法を学ぼうというものです。本来であれば留学やオンライン英会話を始める前に学んでおけると良いことなのですが、ニーズがあるということで実施が決まりました。

私が主導して進めるわけではないので、ちょこちょこアドバイスをするくらいです。ただ、一応受験勉強で学んだことなので議論できるくらいには知識があるつもりです。一緒に取り組むメンバーもしっかりと学んでいる人たちなので、それなりにサクサクと中身が決まります。大切なのは実際に受ける方が分かりやすいか、満足できるかなのでこれからテストを行っていきますが、良いものができるのではないかと感じています。

それとは別に、日本に来ている先生たち、あるいはこれから日本へ行く先生たちに向けた日本語の講座についても必要性を感じています。仕事ができるくらいとまではいかなくても、挨拶やちょっとしたことを尋ねるくらいのレベルにはなっておく方が、いろいろとメリットがあります。何かあった時に自分たちで対応できる方が、お互いに安心です。

そのような日本語の教材、あるいは講座を作ろうと思ったのですが、これがなかなか難しい。まず、何から教えれば良いのかわかりません。ひらがな、カタカナ、そしてそれらの発音くらいまではイメージがつきますが、その先は何をどう学ぶべきなのかが考えにくいのです。

学んだ経験がないことを教えるのはとても難しい。自分たちのサービスのPRでよく話すことですが、フィリピン人は英語を学んだことがあるから、教えるのがうまいしミスに対しても笑顔で対応できる。ネイティブの方はそのような経験がなく、話せても教えるということには精通していないという話です。同じことが、日本語でも言えそうです。

ではそんな時にはどうするかというと、それを専門にしている外部のところとうまく手を結ぶのが一番手っ取り早いのではないかと思います。日本人であるがゆえにどうしても日本語は教えられると思ってしまいがちですが、それもまたやはり訓練を積んで初めてできること。その意識をしっかり持ちたいと思います。

それでは、また。