意外と聞こえる扉の音
フィリピンでの生活がどのようになるか分かるまでは共同の寮のようなところに住んでいます。ひとり部屋ですがトイレやシャワーは共用で、うまく同じ建物に住む方と時間をずらす必要があります。
他の部屋の方と出会うことが嫌だということはないのですが、トイレやシャワー、洗面台を誰かが使っているところに行く必要はありません。順番待ちをするために並ぶというほどでもないと思うので、使い終わった頃合いを見て部屋を出ます。そのような時に役立つのが、音です。
建物の構造なのか材質なのか分かりませんが、結構音が響きます。そのため、ドアの開閉音や水の流れる音がかなり聞こえます。うるさいと言ってしまえばそこまでなのかもしれませんが、私としては情報源となるので役に立っています。そもそも共同生活で全く音がしない方がおかしいと思います。
フィリピンでは、夜中でもカラオケ大会が行われたり車のクラクションが鳴り響いたりします。場所によりますが、本当にうるさいところがたくさんあります。しかしそれはそれとして受け入れられているようです。他所から来た人がそれについて文句を言うことはできません。
日本だと、騒音はトラブルの元になります。静かな環境はみんなで協力して作るべきものだと考えられているのだと思います。ではそれはどうしてそうなっているのか。国民性という言葉が一番簡単に使えそうですが、それだけでも無いと思うのです。もう少し観察をしてみたいと思います。それはこれからの仕事にも生きてくると思うのです。
それでは、また。