途中下車してぶらりと探索
今のお家に引っ越したことで、通勤距離が伸びたことはすでに何度か話しているとおりです。定期券を買って通勤するわけですが、途中駅で降りられるという楽しみが増えています。以前も途中下車はできたのですが、そもそも職場まで歩ける距離だったのでほとんど意味がありません。たまに途中の駅に寄るというのは、新しい発見があります。
目的地までの距離が徒歩や自転車で行けるくらい近いと、様々なルートが検討できます。それらの線はだんだんと広がって面になり、自分の頭の中での地図が完成されていきます。この道をまっすぐ行けばオフィスに着く。ここで曲がったらあのお店に着くといった知識がどんどん蓄積されるわけです。
一方で長距離になると、地続きに移動していても点と点が線で結ばれるだけです。それぞれの点の周りには詳しくなれるのですが、立ち寄ることのない場所の情報は本当に少なくなります。せいぜい窓から見えるものくらいです。効率的な移動という意味ではこれで正しいのだと思いますが、せっかくなら少しずつでも点とその周りを広げていき、最終的には大きな面ができると楽しそうです。
飛行機移動が多い私ですが、飛行機は完全に点と点の移動です。しかもその点の広がりはほとんどない。空港という点からまた別の点へすぐに移動してしまいます。なかなかそんな時間は取れないのかもしれませんが、できるなら点を広げていけるような移動の方が楽しいのかもしれません。
それでは、また。