さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

ツバメの巣とどんぐりの木を思い出して

昨日から、ちょっとしたお出かけをしています。レンタカーを借りて温泉を巡るという旅ですが、ツバメの巣があるので注意という表示を見つけました。それはトイレの手洗い場に書かれていたのですが、ツバメが巣を作ったので一つの流しを潰した形跡があります。ほんの少しもったいないという気持ちがあったものの、ツバメの巣を破壊しなくて良かったとほっこりしました。

私の実家にも、ツバメの巣があります。玄関を出てすぐのところですが、幼い頃からずっとです。いつの頃からかカラスやヘビに卵と雛を狙われるようになって子育てはしなくなったのですが、それでも時々姿を見かけます。巣の下に糞が落ちますが、だから巣を壊そうなどということには一度もなりません。むしろ姿を見られることが嬉しく思います。

人によるのかもしれませんが、あえて動物や植物、虫などの生き物に危害を加えようとはしない人が多いのは、良いことではないでしょうか。多少迷惑を被るとしても、それはお互い様。共に生きる道を探していく姿勢は、とても大切だと思います。

先日の帰省の時、幼い頃に植えたどんぐりがすっかり成長して葉をたくさんつけているのに気付きました。それは大きめの植木鉢で育てていたので、幹は細くいかにも栄養不足です。しかし父親の話では、もうすぐ植木鉢の底を突き破って下のアスファルトに根を伸ばしそうだとのこと。それは困るので取り除くしかないようなのですが、ずっと成長を見てきたので悲しく思ってしまいます。山などに植え替えられれば良いのですが、なかなかそんな場所もありません。頑張って生きようとするものを邪魔するのは、本当に心苦しいと思います。

どうしても人間からすると困った結果を引き起こす生き物はいます。しかしそれを引き起こしているのは人間の側ということも少なくありません。どうやったら共存できるのか。この模索もやはり考えたいきたいと思います。

それでは、また。