さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

価値の折り合いをつけながら

お休みは基本的に仕事をしないので、自分の好きなように時間を使えます。しかし実家に帰っている時だとそれ故に気になってしまうこともあります。それは、家事などをあまりにもしていないのではないかということです。

以前にも触れましたが、実家の家事については母親が圧倒的に効率良くできます。手伝おうとしても、母親のやり方に合わせて道具や機械が配置されており、他の人は扱いにくいことが多いのです。そのため私は買い物やお皿洗いなど、そこまでそのような要素が関係しないことを手伝うようにしています。しかし家事を手伝って負担を減らす以外にも、別の形で母親になにかをするという方法も考えられます。そしてそれこそが、家族や友人だけでなく人間が社会を形成していく上での大切な要素になるように思います。

単純なのはお金を渡してしまうことです。サービスや製品の対価を支払うという、広く普及したやり方です。では家族でそれができるかというとなかなか難しい。友人でもそうだと思います。であれば、喜んでもらえそうなものを贈ったり、困っている時に手助けをしたりということができます。私個人の感覚としては、何かを頂いたりしてもらったりしてそのままというのは少し気持ちが悪く、何かお返しをしたいと思います。

では相手が価値を感じることは何なのか。最終的に目指すところは喜んでもらえることです。しかしその目的を達する手段は数多くあります。時と場合によっては、その人本人に何かを返すという選択をしない場合もあり得ます。自分がもらったものをまた別の人に渡すことで、自分に何かをしてくれた人も、自分から受け取った人も、そして自分自身も嬉しくなることがあるからです。

自分はこれまでに受け取ったたくさんのものを、どのように返していくか。自分の感じる価値ともらう人が感じる価値が違うということにどこで折り合いをつけるのか。まだまだもらうことが多い身であるからこそ、よりしっかりと考えていかないといけないと感じます。

それでは、また。