社交辞令ではありません
昨日の約束が、今回の出張を決めた一番の理由でした。そして今日からは少しだけ落ち着いたスケジュールになっています。移動が多く活動時間は長いのですが、それぞれの間の時間も長めなのであまり時間の心配をしなくて良いのです。
昨晩は、打ち合わせの後そのまま食事もご一緒させていただきました。大変楽しい時間を過ごすことができ、また今後へ繋がるお話もたくさんありそうでした。そして今日お礼のメールを出すとすぐに返信を頂けました。そしてそのメールの中に、「社交辞令ではなく、来た際には必ず連絡をください」と書かれていたのです。
私はこのメールを見たとき、本当に飛び上がるくらい嬉しく感じました。単純に自分のことを気に入っていただけて嬉しかったのです。そしてそれを確信できたのが、社交辞令ではなくという表現でした。
人に何かを伝えるというのは本当に難しいことだと日々感じます。まず、正確に意図や伝えたいことの内容を伝えるのが難しい。そして次に、感情や意思を言葉だけでうまく伝えるのが難しいのです。申し訳ございませんという表現や、今後ともどうぞよろしくお願い致しますという表現をこれまでに何度使ったことでしょう。しかしその中には、とりあえず形式として使っているものも少なくありません。そんな中、社交辞令ではなくという表現は、本当にまた次の機会には連絡をしても良いのだと思わせてくれる力強さがありました。
昨晩の打ち合わせとその後の食事があったため、強く確信できているというところもあります。しかし逆にいうと、それがなければきっとこのようには言ってもらえなかったでしょう。そんな風にも思います。
今後自分の意思をしっかりと伝えていくとき、どのように表現をすべきか。これはいつも学ばせてもらっています。そして今回のようなここぞという場面で使いたいセリフを言えるような、言っても恥ずかしくないような人間になりたいと思います。
それでは、また。