さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

そもそも処理しきれる量じゃない情報を認識する

昨日、久々に書店へ行きました。読みたい本はたくさんあるものの、引越しや移動が少なくないので電子書籍で購入することが多くなっています。また、中古の本を買ったりあるいは通販も使ったりするため、新品の本を買う頻度が減っていたのです。書店に並ぶ本をジャンル関係なく見て回るのは大好きなのですが、まずは読めていない本を読んでからと思うとなかなか足が向かなかったのです。

今回は以前少し触れた資格を取るために必要な本を探しに行きました。もちろんそれらの本も古本屋さんや通販で探せますが、最新の情報かつ中身を見て決めるとなると、やはり本屋さんが適しています。いくらおすすめがネットで分かるとはいえ、中身を見ずに決めることはできません。個人的には色々な参考書に手を出さず一冊をしっかり読み込むことこそ最も効率的だと考えていますが、だからこそその読み込む一冊にはこだわりたいのです。ある程度ネットの評判も見ていたので、思っていたよりも時間がかからずに本を買うことができました。

今回は、目指すコーナーが決まっていたので店内案内図を見てすぐに向かいました。目的が決まっているので、他の本やコーナーで立ち止まることはありません。ただ、ちょっとした期間で本当にたくさんの本が出版されているということを改めて強く感じ、同時にこの本を全て読むのは不可能だなと気づきました。当たり前のことですが、読むスピードよりも出版されるスピードが速いのでどんどん読めない本が増えていくだけです。

その構図は、ネットの登場、普及とともに人類が扱う情報量が爆発的に増え続けているというニュースを思い出させました。そのニュースを読んだ頃に、なんとなく入手する情報はきちんと選ばないといけないと思ったのですが、それはおそらく遥か昔から変わっていない状況です。ひとりの人間として捌ける情報には限界があり、それは全体から見ると限りなくゼロに近いものです。ネットが登場するしないに関係なく、その限界はとっくの昔に過ぎていたはずです。

ではそのことに気づいたからといって何かをするわけではありません。これまでどおり、周りの情報とうまくお付き合いするだけです。ただ、やはり自分はちっぽけな存在であるということを認識でき、それでいて何をしたいのかというのを意識する機会となります。事あるごとにこういった感覚がふと思い出されますが、それはおそらく必要なことなのだと思い出すたびに再認識します。

それでは、また。