効果検証を習慣にする
それが仕事だと言うとそれまでなのですが、毎日やることが尽きません。一息つくことはあっても、また次にやること、あるいはやりたいことが浮かんできます。もちろん繰り返しのようなこともあるのですが、いずれにしても何かしら楽しく夢中になれることがあるのは良いことだと感じます。
そのようにやることが常に目の前にあると、ただひたすらに締め切りに間に合うように終わらせることしかしなくなってしまいがちです。特に新しいことを思いつくと、とりあえずやってみてから判断しようとしてしまいます。その姿勢は挑戦を恐れないということで大切だと思いますが、ずっととりあえずやってみようでは、終わってから振り返りをしなくなってしまいます。思えば、過去に携わったキャンペーンなどでもその傾向があり、これはまずいと感じています。
そういえば、一時期家計簿をつけていたことがありました。アプリで登録するものですが、とりあえずレシートを取っておいてその都度記入をしていたのです。ジャンルごとに分けることができ、また合計も決まった期間で出せるので便利だったのですが、いつの頃からかやめてしまいました。それは、とりあえず順調に預金が増えていくようになったからです。
感覚としてどのくらいお金を使うかというのは、日々気にしていることです。そこにある程度決まった額が毎月入ってくるとなると、一気に不安な気持ちがなくなります。額がどのくらいかはともあれ、とりあえず間違っていないと思えてしまうのです。この感覚は、クレジットカードや電子マネーを使って効率よくポイントを貯めるという、いわゆる正解の選択肢を見つけてしまった場合にも感じるものです。
しかし実際には、どのくらいお得になったのか、節約できたのか、そして資産が増えているのかということをきちんと把握し、また次の行動に生かしていくのが大切です。数字にして比べられるようにすることで、それははっきりと見えてきます。
時間と労力がある程度必要になることなので、いきなり全てを完璧に見るというのは無理があります。ただそれでも、自分の選択が果たして満足できるものなのかどうか、それは見ていくのが良さそうです。
それでは、また。