さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

自己嫌悪は積み上げられるか

先日、かなり大きなミスをやらかしてしまいました。仕事への影響はもちろんありますが、こういう時には自分のことが嫌になってしまいます。過去の自分とその行いに対して、どうして、なぜがどんどん湧いてくるのです。そして一瞬自分を憐れむような感情が出てきて、迷惑をかけた人のことを考えるべきだとまた自己嫌悪が始まり、申し訳ないという気持ちが色々なところで繰り返します。

こういった時には、過ぎたことは取り返しがつかないのでとにかくできることをするようにし、信頼回復に努めるのが一番です。そしてまた、時間の経過もある程度は必要なのかもしれません。正論は分かっていても、それに対して素直になれない心境が変わるのに時間がかかることがあります。

このような自己嫌悪の感覚というのは、果たして自分の中でプラスの要素として積み上げることができるのでしょうか。いわゆる失敗はその失敗から学べることがあり、対策を考えられるので成長につながりそうです。しかし自己嫌悪の感覚はそもそもマイナスの感情しか生み出せない性質のもので、いくら積み上がっても最終的に何も得られないのではないかと感じます。逃げ出したいとか、辞めたいとか、本当に行き着くところまで行くと死まで考えるような、そんな気がするのです。

自分が悪いと感じることなのだから、そこに嫌悪感があるのは当たり前です。ただ、その嫌悪がずっと同じ方向に向いていて、しかも時間とともにどんどん大きくなっていくとすると、その圧力に耐えられなくなってしまいそうだと感じます。そこに考えが至った時、逆説的ですが、自分への嫌悪をどこかで切り替えるタイミングが必要であり、そのためにできるあらゆることをすべきなのだろうと思いました。

それでは、また。