ただ努力するためだけを考える

昨日はとある塾のイベントに参加してきました。お仕事の一つですが、受験はそこまで昔のことではなく、楽しく聞くことができました。プロの塾講師の方というのはやはり生徒を惹きつける魅力に溢れており、感動します。そういった授業を提供しようという気になるような仕組みもまた、すごいものです。

その塾にはコンセプトがいくつかありますが、個人的に最も徹底されていると感じるのが、「学問に王道なし」です。とにかく努力をすれば必ずできるようになる。努力は努力でも、正しい努力の仕方を伝える。それが強みとされています。これは当たり前のことなのですが、どこか楽な道がないかと考えてしまう甘えを排し、また何かを学ぶことに対してワクワクさせてくれる考え方です。問題はそのワクワクと努力を持続させることなのですが、そのための方法が、とにかく鼓舞し続けるというシンプルなものになっています。

この方法は、ライザップやトレーナーがつく英会話スクールと似た形だと思います。個人的には、ある程度成長したら自分で自分を鼓舞してコントロールできるようになるのが理想だと思っていますが、学生、特に受験生だと誰かに鼓舞してもらうのが最も良いと思います。もちろんそれは受験に合格することを目標とする場合の話ですが、とにかく色々な興味を一旦留め、受験勉強が楽しくなるまで続ける。それが大切だと考えています。

ただ努力をずっと続けるというのはとても大変です。すぐに結果の出ない高い頂を目指すなら特にそうです。まずは、努力を続ける感覚と、それによって得られる結果があるということを知る。そのために努力を続けさせてくれる何かの力を借りる。そういうスタートでも良いのかと感じました。

それでは、また。