さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

キャンセルしやすいからキャンセルしない

私はどこかで泊まる時には東横インが好きなのですが、それは時期や残り空室数による料金の変動がほぼないからです。立地によって基本の金額は異なるのですが、同じホテルに同じ日に泊まるのであれば金額が同じになっています。航空券のように安いものを見つけられるのもまた楽しいのですが、どうしても比較対象が多くなりがちなホテルだと、同じ金額の方がありがたく思います。特にたまに博多に泊まる必要がある時だと、社内の宿泊規定を超えることなく泊まれるので本当にありがたいです。

また、予約のキャンセルが当日の16時までというのも使いやすい理由になっています。今回の出張も、当初は泊まるかどうか確定がしていなかったのですが、その段階で一応予約を取っておけるのは安心できます。キャンセルをギリギリまで認めているというのは、仮にそれで空室になったとしてもすぐに埋まる(埋められる)自信があるからということで、すごいなと感じます。

そういった自信が根底にあってこそできることですが、そのキャンセルがしやすいということで逆にキャンセルが減るのではないかと思います。それは、なんとなく取りにくい、希少価値が感じられるようになるからです。

キャンセルをしやすいという理由で、多くの人がとりあえず早めに予約を取ってしまいます。当然出遅れた人は空きがなくて困るわけですが、少し仕組みを理解した人ならいずれ空くことが分かっているので、ちょくちょくサイトをチェックします。そして案の定空きが出てきたらすぐに予約するわけですが、その時、予約したお部屋は何度もサイトをチェックして手に入れたなかなか得られない空室になっています。このお部屋をとりあえずキープしつつもっと条件の良いお部屋を探すということはあり得ますが、それが出てこなければキープしてある部屋に泊まります。つまり途中の時点で、東横イン以外に泊まるという選択肢が消えているのです。

公式ホームページから予約すれば必ず最安値だということなど、とにかく色々な工夫はありますが、実は一見すると矛盾しているような施策がうまく組み合わさって効率よく動いているように感じます。こういった仕組みが自分でも作れると良いなと思います。

それでは、また。