さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

成人の基準という不思議

先日少し風邪をひきそうだと感じたとき、葛根湯を服用しました。その時何の気なしに箱の説明を読んだのですが、あることが目に留まりました。それは、「成人(15歳以上)1回 1包」という表記です。服用量については特に何も思わないのですが、「成人」というのが気になるのです。

私の感覚では15歳以上を成人とは認識していません。20歳以上が成人であり、時と場合によっては18歳以上もあるかなという感覚です。しかし思い返してみると薬は15歳以上が成人として扱われているものばかりのようです。また、国や地域によっても成人の基準は異なっており、曖昧なものなのだと感じます。

その理由は個人差、もっというと動物としての個体差があるからで、その個体差を考慮したとしても影響の差がほとんどないところをある基準(成人)としているのだと思います。薬の場合は十分に効力が得られるかどうかであり、飲酒や喫煙だと身体への影響が減るかどうかです。選挙権だと精神的な成熟だと思われます。しかしその視点だけで言うならできるだけ高い年齢を設定すれば良いはずです。しかしそうしないのは、優秀な人、十分に社会で活躍できる人に早めに機会を提供し、社会全体で見た時の損失を少なくするためなのではないでしょうか。

このように大きな視点で捉えてみましたが、実はルールを決めるときに深く考えず思い切って設定してしまった可能性も大いにありそうです。それでも、こういったことに色々な想像を巡らせるのは楽しいです。ゆっくりできる時間だからこそ、時間を使ってしっかり考えたいと思います。

それでは、また。