さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

使い回しが使えるところ

電車での移動の際には、立っていることが多いです。できれば座れると良いのですが、山手線などはどの時間帯でもかなり混んでいる印象です。

座っている時にはスマホを使って何かをするのですが、立っていると車内広告を見ることが多くなります。私はつり革や手すりに掴まっていないと転んでしまいそうになるので、片手にバッグを持っているとどうしてもそうなりがちです。

とは言っても移動は短時間なので、色々と思考を巡らせる良い機会です。そして広告がたくさんあるので、それらに対して考えることが多くなります。その中でもあるビール会社の広告については、あまり良い印象を持てていません。それは、特集を組むレストランの映像の部分だけが変わり、それ以外の部分が使い回しになっているからです。

使い回し自体が悪いとは思いません。むしろ効率的にたくさんのコンテンツを作れるので、それぞれに新鮮さや独自性があるなら素晴らしいと思います。しかしながら、その広告は1人の女性がレストランに取材をしているという設定で作られているため、映像(取材先)は変わっているのに反応がいつも同じということで残念に思えてしまいます。構成を同じような順番にしているから同じ動きでも問題ないのだと思いますが、焼き鳥屋さんとタイ料理屋さんで全く同じ反応をされると、なんだかお店の人に失礼ではないのかなと感じてしまいます。

現実ではそんなことは決してなく、広告としてお店側も製作者側も納得できているのだと思います。しかしだからこそ、レポーター役の女性は取材なんてしていないんだろうなとなんとなく思ってしまいます。そんな風に感じてしまうと、良いイメージがレストランにもビールにも抱けません。

万人受けするようなものは作れない、というよりも作るべきではないということは私も思っています。こういった広告をどう作るのかというのは、本当に難しいことだと思います。だからこそ、自分の感覚はしっかりと持っておきたいと思います。

それでは、また。