さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

似た場所を思い出すとき

私は移動をすればするほど何か気づきがあり成長につながると考えています。もちろんただ闇雲に移動距離を増やせば良いというわけではないと思いますが、移動というのは最もお手軽な刺激の与え方ではないでしょうか。やはり距離が離れると様々なものが変わってきます。

一方で色々な場所を訪れると、似た景色や雰囲気に気付きます。なんとなく自分の住んでいるところに近い、この前旅行に行ったあの国に近いなどと感じるわけです。同じ人間が作っているのだから当然といえばそうなのかもしれませんが、気づいた時はなんだか嬉しくなります。

都心だと、1つの駅の規模がとても大きくなっています。そしてそれぞれの駅に特色があり、合う合わないがあるように思います。不思議なことに、距離は近いはずなのに全く別の空間があるのです。隣の駅まで歩くとよく分かるのですが、駅を中心にしてそれぞれの特徴が出ているように思います。

これは面白い現象ではないでしょうか。1つの国や県の中で同じような景色が広がるのが普通なのに、都心では逆になっています。一方で東京といえばという景色や特徴はなかなか思い浮かびません。それぞれの地域がそれぞれに面白くなっている。そしてそれが合わさることはないわけです。

似た場所があるというのは、変化がなくてつまらないことなのでしょうか。決してそうではないと思います。一言で似た場所と言っても、色々な似た場所があるはずです。人工的に同じように作られたものならつまらないと思えるかもしれませんが、過去に遠く離れた地へ移住した人が作った空間なら、それはまた特徴的であるように思います。

類似点と相違点を見つけるのは新しいもの、ことに触れた時の楽しみだと思います。ただそれを見つけることに満足し、そこに意味を見出すことはなかなか難しいものです。それ自体がナンセンスなのかもしれません。ただ、せっかくなら何かしらの学びとして身につけたいと思ってしまいます。

それでは、また。