さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

なんとも言えない煩悩と生きる

今回の旅行では山形県を回っています。東北地方は仕事関係以外で訪れたことがなく、とりあえず日本にいるうちに少しずつでも巡っておきたいという気持ちがあり、その中で一番興味があって予算とも折り合いがついたのが山形でした。

今回に限った話ではありませんが、まずは有名な観光地を調べ、その中で興味のあるところ、行きたいところを選び出し、時間と相談してどこに行くかを選びます。車を使うときにはついつい地元の感覚で考えてしまうのですが、大きな県だとすぐ近くに思えても実はかなり遠いことがよくあるので、その点には気をつけます。そんなことをして今回選んだのは、やっぱり歴史や文化を感じられる場所でした。

昨日は羽黒山とそこにある神社(お寺)を訪れ、今日は山寺に行きました。どちらもとても素敵で、また来たいと思います。私のこういった興味関心の大元は家族から強く影響を受けて醸成されているので、家族にもオススメしたいと思いました。しかしそれにはお金がけっこうかかるなということに考えが至り、お金をしっかり稼ごうと結論が出ました。

この考えに至った時がまさに、山寺の階段を上っている時でした。山寺の入り口の説明には、一段一段を上るごとに煩悩を捨て去るということが書かれていたのですが、私は上りながらむしろ欲が出てきていたわけです。ただそれを自分としては悪いとは思わず、必要なことなのではないかと思っています。

煩悩というのがどこまでの概念を指すのか。そのことをいまいち把握しきれていないので、この認識は間違っているのかもしれません。しかし、素晴らしい場所に巡り会えてそれを誰かに伝えたいと思った時、そのために必要なことも煩悩となるのであれば、どうすれば良いのか分からなくなります。そもそも誰かに紹介「したい」というところから煩悩なのでしょうか。

これについては、旅行が終わってから考えてみたいと思います。ただこの疑問が見つかっただけでも、今回はとても有意義だったと、すでにそう思えています。

それでは、また。