情報に疎いのか興味を絞っているのか
最近、年を取ったと思うことが多くなっています。実際の年齢としてはそんなことはなく、まだまだ未熟で学ぶべきこと、学びたいことが多い身です。ではどうしてそんなことを思うかというと、自分よりも若い人が使っているツールや遊んでいるゲームなどが分からなくなってきたからです。もちろんこれまでも感じていたことですが、それが顕著になってきたと思います。
そのように思い始めると、親の気持ちがなんとなく分かってきたような気になります。かつてゲームなどに熱中していた時、どうしてこんなに面白いものをやらないのかと思っていました。また、どうしてそんなに新しいことに興味がないのか、悪く言えば疎いのかと、そんな風に考えていたのです。
いざ自分がそんないわゆる流行の最先端のようなところから外れると、別にそれらを追い続けなくても良いのだと思えています。自分が面白いと思うものこそ面白いものという発想で良く、そんな自分に自信を持てば良いだけのことなのです。
こういったことに気づいた時、もしかして情報に疎いのではなく、興味の対象を絞っていただけなのではないかと思いました。新しいことをむやみやたらに追いかけなくとも、すでに自分にとって楽しく、また深めていける何かがあればそれで十分です。横方向に新しいことを追い続けるのではなく、縦方向もあるのだと知っていたのではないかと思ったのです。
本当のところがどうかというのは、今となってはどっちでも良い話です。ただ、過去の自分がやはり未熟であったということに気づかされ、同時に少し懐かしい気持ちにもなりました。
それでは、また。