さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

なぜか汚く見えるもの

今日は朝に洗濯物を干してから出社しました。いつか書いたと思いますが、私の部屋にはバルコニーがありません。そのため、最初は洗濯物を干して出かけるのにためらいがありました。落下したら取れないと思い、風が強くないと分かる時だけ干すようにしていたのです。長い時間部屋を離れると、風が強くなってきても取り込むことができないので、主に休日の洗濯になっていました。しかしある時、落ちたとしても取りに行くルートがあることに気づき、今では雨にだけ注意して干して出かけるようにしています。

今日は晴れることは予想できたのですが、風がかなり強いとはあまり思っていませんでした。会社から帰るときに風が強いと感じ少し嫌な予感はしていたのですが、案の定洗濯物が落下していました。と言っても一枚だけですぐに回収でき、また乾ききってから落ちたみたいで特に湿り気もありませんでした。落ちた先の地面は石が敷かれているので、汚れているようにも見えません。洗濯せずに着られるのでは?と思っています。私から見たら、綺麗なのです。

もしこれを何も知らない人が見ると、きっと汚く見えるでしょう。道端にハンカチが落ちていたら、触りたいとは思いません。しかし誰が落としたのか、あるいはどこから落ちたのかという経緯を知っていると、途端に触れるようになります。同じようなことは、ティッシュにも言えそうです。くしゃくしゃにされたティッシュがただ置かれていると、汚く見えます。たとえ全く使われずにくしゃくしゃにされたとしてもです。しかし自分でどのような用途に使ったのかを知っていると、他の用途に再利用できます。本当に汚いかどうかというのは、意外と分からないものなのではないでしょうか。

物事の本質を知る、考えるということは、このようなことから始まるような気がしています。なんとなく見かけたものに興味を持ち、考えを巡らせるというのは面白いなとまた感じました。

それでは、また。