小さな価格差を気にしてしまう対象
帰省時は車での移動がかなり多くなります。車は便利で運転もそれなりに楽しいので好きなのですが、二つ気にしなければならないことがあります。一つが渋滞、そしてもう一つが燃料です。
前者は予測できる範囲で対策を練るしかなく、巻き込まれたら諦める必要もあります。また、ゴールデンウィークやお盆のように特殊な時期でなければ普段の生活から時間帯ごとの混み具合が分かるはずなので、対策も立てやすくなります。その意味ではあまり気にしなくても良いことのように思います。
一方で、燃料の方は私の表現でいうところの「最適解」を見つけるのがとても難しいものの一つです。基本的に決まって使うガソリンスタンドはあるものの、そこが一番お得なのか分かっていません。価格だけで比べてもお店によって全然違うことに加え、キャンペーンやポイントなどで価格以外でも様々な要素が絡んでくるためです。給油をしたらティッシュが一箱もらえるとしたら、それはどのように計算したら良いのでしょうか。数値化して比較することもできますが、そこまでするよりもなんとなくの感覚で決めてしまうことの方が多いです。
こういったことが分かっているにも関わらず、旅先では安いところを探してしまいます。これは普段使う場所が使えないからこそ、値段だけで比較をしてしまうからです。しかもガソリンスタンドは価格を店頭に出しているので、走りながら安いところを見つけられます。それが非効率的なことだというのは分かっているはずなのに、です。
オークションや中古品を買うときにも、値段だけを見てしまうことが良くあります。比較できる他のお店やサービスが多くないからです。しかし値段だけに気をとられると、実は総合的には損をしているということが少なくありません。これもまた、自分がどのようなことに対しては値段だけを見てしまいがちになるのかをしっかり見ておくと良さそうです。
それでは、また。