欲望と理性のタイムラグ
今日の夕飯は豆腐をご飯の代わりに食べました。もともとそうしようと思って買って帰ったわけではなく、冷凍しているご飯がまだ一膳分残っていると勘違いしたのです。おかずにする他の食材を買っていたのですが、ご飯を炊こうと思うと玄米なので1時間半くらい待たなければいけません。そこで明日以降使おうと考えていた豆腐をご飯の代わりにしました。
食べ終わって感じるのが、まだ何か食べたいということです。いつもはご飯なので量が同じでも満腹感があったのでしょう。なんとなく何か食べたくなって、適当にお菓子がないかと探そうと思いました。しかしブログを書いていないことを思い出し、とりあえずそれを先に書いてしまおうと座りなおしました。すると、さっきまでの空腹感が消えて何も食べなくて良いと感じ始めたのです。
どうやら欲望を強く感じる時とその後理性が働いてその欲望を感じている自分を客観視できるようになるまでには、多少時間がかかるみたいです。これは個人的にかなり大きな気づきでした。
強い欲望があると、視野が一気に狭くなります。その欲望を満たすことだけを考え始め、欲望を満たせない選択肢は頭の中から消えてしまうのです。今回は食事で気づいたのですが、買い物でもそうです。何かが欲しくなってしまった時、それを買うまではまず買うということが前提としてあった上で、そこまでをどうしようかと考えてしまいます。しかし、それを買った、買わなかったに関わらず少し時間が経つと購入したいと感じていた時の自分を客観的に見られるようになります。その結果、もし買わなくても良かったものを買ってしまったと気づいた時の情けなさは本当に苦しいものです。
このタイムラグがあるということを知っていると、立ち止まって考えることが容易になるような気がします。これまで、一度立ち止まって考えるのは大切だということだけが先に来ていたような気がします。まだ完璧に欲望を捉え切ることはできていませんが、一つの大きな発見のように思います。
それでは、また