さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

人生の大先輩とお話する

今日までの富津市滞在では、一人の方に大変お世話になりました。80歳くらいの女性の方で、もし生きていればちょうど私の祖母くらいの年齢の方だと思います。その方に滞在先やその周りを案内していただき、また今日の午前中は近くのお寺や神社を教えていただきました。

本当に元気な方で、身体を動かすのはもちろん、車の運転もさも当然のようにこなされます。また、本を読むのが好きらしく、歴史の話や教育の話、言語を学ぶことや人生観など、たくさんのことをお話させていただきました。それら全てのお話が本当に面白くそしてためになり、とても充実した数日でした。

このような人生の大先輩からは、貴重なお話をたくさん伺えます。私が知らない時代の日本、それこそ戦争とその後の復興、高度経済成長、バブル崩壊までなんでも体験していらっしゃるので、お話に臨場感があります。そういった数多くの経験から学ばれた人生についての考え方や子育ての仕方などはとてもためになります。祖父母がいなくなって久しく、なかなかこういったお話を伺えない私にとってはなおさらでした。

ただ、今回は私の方からも色々なお話ができたのでより多くのお話をしてくださったのではないかと感じています。個人的に好きで中国史を学んだことがあるのですが、そのお話の時にはとても話が弾みました。きっといつも相手が話しやすいようにうまく聴ける人なんだと思いますが、お互いに気持ちよく話せるとこんなにも楽しいのだと改めて感じました。

人生の大先輩からお話を伺い、そこからたくさんのことを学ばせてもらおうと思った時、おそらくただ話を聴くだけではだめなんだと思います。自分なりに持っている知識や情報を組み合わせ、できる限りの意見を述べるべきです。もちろん、年齢の差があるため持っている情報量と経験したことの量が違います。ただ、若い人でも知識としてそれを知っておくことはできるはずです。その知識があれば、お話を伺うことでその知識に色が付き、より深く役に立つ学びになるのではないでしょうか。学び続ける姿勢を崩さないようにしようと、改めて思います。

それでは、また。