新しいものは上に来る？

メールはとても便利なツールです。今は様々な連絡手段やファイル送信手段がありますが、その中でもメールは存在を失わずにずっと使われ続けています。それだけに使用頻度も非常に高く、このツールをいかに効率良く使えるかというのはかなり重要です。

そんなメールですが、私はパソコンでの整理にGmailとThunderbirdという二つの手段を用いています。もちろんそれぞれにメリットとデメリットがあり、二つで補完し合えるからこそ使い分けているのですが、この二つのツールには大きな違いがあります。それが、デフォルトの設定で新しいメールが上に来るか下に来るかという違いです。Gmailでは新しいメールは上に、Thunderbirdでは下に来るようになっています。これがなかなか面白いと思うのです。

この違いは、時間軸の捉え方の違いが影響しているのではないかと思います。私の個人的な感覚では時間軸は横移動で捉えるのですが、そのような表示は難しかったのでしょう。メールの場合は上下で示されています。別にこの違いで困るというわけではないのですが、ごくたまに混乱します。そしてその度に英語のlatest という単語が頭をよぎるのです。

latest は最も遅いということですが、最新のという意味があります。時間の流れの中で最も遅いものが新しいと考えられるためです。では新しいものは上にくるのかと言われるとそんなイメージはないですし、逆に下に来るのかと言われても疑問符です。そもそも時間の流れを目に見える形で表そうとするのはかなり大変なので、深く考えない方が良いのかもしれません。

今あるものをただ使うだけならおそらく疑問を抱かずに使っていけるのだと思います。しかし、身の回りにあるものを考えると時間軸の流れは下から上と上から下、どちらもあるのです。そういうところから少しずつでも自分の感覚が分かると何か面白いことに繋がるのではないかと、そんな風に思います。

それでは、また。