さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

ドラマ化するニュース: 後から追っても分からない

私はほとんどテレビを見ません。見ておくべき番組がいくつかあるので録画だけはするようにしていますが、だらだらととりあえずテレビを点けておくということはほぼありません。単純に興味がないからです。

とは言っても、やはり世間で話題になっていることは多少なりとも仕入れておく必要があります。やはりある程度は周りの人の話に合わせられるようにしておくべきです。ただ、そうなるとどうしても後追いで情報を求めることが多くなります。また、一度概要を掴むと後はどうでも良くなります。後から出てくる情報はほとんどの場合些細なことだからです。このようなテレビ番組、特にニュースとの付き合い方をしていると、見えてくることがあります。

それは、ニュースの内容ではなくニュース番組それそのものが面白いと思えるように作られているということです。ニュースについてはじめに気になるような形で一覧を見せ、順番に映像を流していきます。そしてその中でも注目すべき点を設定し関連する情報も一緒に伝えます。これだけなら良いのですが、時間や日をずらして何度も同じ内容を繰り返します。そこに少しだけ前の内容よりも違う情報が含まれているだけなのに、新しいことが盛りだくさんであるかのようにして伝える。こういった構造のようです。それだと、かなりの時間が無駄になってしまう。しかし、少しずつ新しいことが出てくるとなんだか前に進んでいる感じがして、もっと知りたいと思うようになります。あたかも一つの物語が進んでいるかのようにニュースが捉えられてしまうのです。

私は前述のとおり後からニュースを追いかけることが多いため、事実を時系列で調べます。そのような形で整理すると、ほとんどのことは本当に短くまとめられます。時間にしたら1分もかからずに理解できるでしょう。そう思うと、テレビでニュースを仕入れるのはもったいなく感じてしまいます。

ニュース番組にもたくさんの有益な情報があり、面白い部分があることも分かっています。しかしそこだけを抽出して楽しめない以上、遠ざけるしかないのかなと思います。事実だけを伝えるのは別のメディアがあると言われればそのとおりかもしれないと思います。ニュースに変化を求めているわけではありません。それでもはたから見ていて違和感があったので、まとめてみました。

それでは、また。