さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

小さな我が家を見て思う

今日の飛行機で東京へと戻ります。ちょうど一週間の滞在でしたが、あっという間に過ぎた印象です。やることが多く、また神戸や岡山への移動が何度かあったからだと思われます。しかし、やるべきことはほとんどできたのでとても充実した時間でした。

今日の飛行機は昼過ぎに高松を出る便で、お天気も良く地上がしっかりと見えました。私はどちらかというと窓際の席よりも通路側の席のほうが好きですが、今回は気まぐれで窓際の席を選んでみました。そのため、空からの眺めを存分に楽しむことができました。空港を離陸するときには小さくなっている故郷を見つつ、ぎりぎり見えなくもない家を探します。そして見ている場所がどの辺りかというのを、知っている建物や地形を探しながら考えるのです。東京へ行く途中だと神戸や大阪の斜め上を飛ぶので、知っているところを見つけられるととても楽しいです。

上空から見ると、地上のあらゆるものがとても小さく見えます。建物でも車はもちろん、山や川でさえ小さく見えます。そして、地形がよく分かるのです。正確に分かるわけではありませんが、あの辺はこんな形をしていて、こんなふうに道と線路が走っているんだと実感できます。もちろんGoogle Mapの表示を拡大したり縮小したりすれば同じ情報は得られる訳ですが、生で見ると本当にその形で存在しているということを感じられ、全然違うのです。

地上で生活していると、自分という存在がどのくらいの大きさであり、暮らしている範囲がどんなものなのかというのはなかなか掴めません。どうしても目の前のことに精一杯になります。自分が、実際よりも大きく感じられたり、逆に自分が小さすぎて何もできないと思ってしまったりします。じゃあ空に行くとそれが変わるのかというと、変わらず自分という存在は小さなままです。しかし、地上のものがとても小さく見えるという変化があります。これが大きい。地上が小さく見えるだけで、どこへでも行けるような気がします。そして、何でもできるような気がしてくるのです。個人的な感覚でしかありませんが、飛行機での移動には他の手段にはないメリットが速さ以外にもありそうです。空を飛べるということ。これは決して日常的なことではないと思うのです。

なんの用事もないときでも、ちょっと気分が塞ぎ込んだり行き詰まったりしたときには、飛行機でどこかへでかけてみると案外すっきりするかもしれません。そしていずれは空からではなく宇宙から地球を見ることだってできそうです。飛行機ネタが多いような気がしていますが、それは非日常だからだと思われます。今後もなにかの機会には空を飛びたいものです。

それでは、また。