さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

固形燃料と蠟燭と民芸コンロ

昨日から今日にかけては、寝坊しても良いので思いっきりお酒を飲もうと思っていました。と言っても量をたくさん飲むわけではなく、持ってきた黒千代香を使いたかったのです。引越しのあとすぐはなかなかお酒を楽しむ余裕がなかったので、ある程度仕事に慣れてからにしようと思っていました。まだ慣れるというほどではないものの、時間の余裕はできたので東京での黒千代香デビューをしてみました。

今の部屋は、ガスは通っているもののガスコンロが設置されているわけではありません。調理は以前から持っていた電磁調理器を使えば良いのですが、黒千代香はもちろん電磁調理器には対応していません。どうしても火が必要です。しかし、そのためだけにガスコンロを買うのもさすがに馬鹿馬鹿しく、実家にいる時からどうしようかと考えていました。

一つ目の候補に挙がっていたのは、黒千代香を置くための台です。旅館の料理で1人用の鍋とか釜飯が載っている鉄製のやつに似ています。真ん中に固形燃料を置いて使う形ですね。それが近くのイオンに売られていることは知っていたので、引越しの前に買いに行きました。しかし、ちょうどその時に冬物一掃セールで「民芸コンロ」というものが売られていました。民芸という言葉の意味はよく分かりませんが、とりあえずもともと想定していた台よりも大きな珪藻土でできた台で、付属の網を載せることでお餅やキノコを炙ることができるようです。というか本来はその用途で使うらしく、中に炭を置いても使えるようにできています。これなら黒千代香ともよく合うし、仮に大きさが合わなくても網の上に載せればいける!と思い、こちらにしました。値段も若干だけこちらの方が安かったのです。

あとはどうやって黒千代香を温めるかです。もともとの想定は100均の固形燃料でした。しかし、セリアで探していると固形燃料のような形の蝋燭も見つかりました。本来は蝋燭では何も温められないと思うのですが、黒千代香であればじんわりゆっくりと温めても良いかと考え、両方購入して試すことに。昨日固形燃料を試し、今日蝋燭を試したのですが、面白い結果が得られました。

まず、固形燃料は火力が強く、一気に温めることができます。持続時間も25分ほどあり、黒千代香を温める程度なら十分です。しかしその一方で黒千代香と中のお酒が温まったら、残った火をどうするかという問題が残ります。黒千代香は小さいので、火をつけて10分くらいで中のお酒が熱くなるんです。しかし、まだ固形燃料は燃え続けます。途中で消すこともできず、なんだかもったいないと思いながら消えるのを待つしかありませんでした。

蝋燭の方はというと、本当に仏壇に使う蝋燭の形を丸く平たくしただけで、火力は心もとないです。しかし、炎は炎なのでじっくり待つことで十分に温まります。火の大きさで変わりそうですが、一時間半くらい経てば熱くなるくらいです。また、熱くなったら一度消し、また次回まで取っておけるのはかなり大きなメリットです。単純にコストも安いので、本当に黒千代香にだけ限定するなら、蝋燭で十分でした。(セリアでは、固形燃料は三個入りで100円、蝋燭は12個入りで100円でした)

非常に限定的な用途なので、あまり他のことの参考になる情報ではないような気がします。しかし、火力に加え雰囲気の点でも、今回は蝋燭に軍配が上がりました。こういうちょっとずつ試して自分のお気に入りを見つけていくのは楽しいです。今後もちょくちょく黒千代香と焼酎、そして民芸コンロのレポートはしていきたいと思います。

それでは、また。