さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

それでもファンヒーターを使う理由

何度か触れていると思いますが、実家の暖房は石油ファンヒーターです。私個人の部屋に限ればこたつと小さな電熱線ヒーターですが、あまり使っていません。暖房といえばファンヒーターと答えるくらいにはずっと慣れ親しんでいます。物心ついたころにはすでにファンヒーターがありました。

しかし、車を運転できるようになり、自分で灯油を買いに行けるようになって分かったことは、あまりにも灯油のコストパフォーマンスが悪いことです。暖める範囲が広すぎるということもあり、灯油の減り方が半端じゃないのです。ほぼ毎日灯油を補給しています。18リットルの灯油缶が一週間で2つほど使われてしまいます。およそ3000円分の灯油が一週間で消費されているわけです。もちろんその事実に気づいたときに、別の暖房を検討したほうが良いのではないかと提案しましたが、最終的には石油ファンヒーターに落ち着きました。その理由を書いておきたいと思います。

前提として、最も暖房コストの小さい器具はエアコンだそうです。勝手にエアコンはかなりの電気を食うイメージを持っていましたが、どうやら暖房の場合は違うみたいです。おそらく、夏場のイメージそのまま冬に当てはめていました。夏は空気そのものを冷やせるのはエアコンしかなく、印象が強かったわけです。一方で暖房コストが大きいのは電熱線を使うヒーターらしいです。しかし身体に直接熱が当たるので、使い方を考えればうまくいくのだと思います。ファンヒーターの暖房コストはエアコンと電熱線のちょうど中間くらいみたいです。

ではファンヒーターにしかないメリットはというと、空気が乾燥しにくいことだそう。何かを燃やして熱を起こしているため、水分が空気中に出ていくためとのことです。それならエアコンをかけつつ加湿器を使えば良いじゃないかと思ったのですが、それ以外にもファンヒーターにしかないメリットがありました。

まず、温かな風にそのまま当たれること。ファンヒーターの前に立つことで、足を直接温められます。これがエアコンだと、ちょっと疲れてしまいます。個人差はあると思いますが、エアコンの風は冷房でも暖房でも調節当たりたくないものです。2つ目に、故障しにくいということ。これもメーカーや各機械で当たり外れがあると思いますが、家にあるファンヒーターは2007年製です。全く壊れることなくずっと使えています。もちろん他の暖房器具、特にエアコンでもずっと使えるものは多いと思いますが、やはり冬にだけ使用するからか長持ちするイメージです。万が一故障してもすぐに次のものを調達できるのもなかなかありがたいです。そして、移動させるのが容易であるということ。人がいる部屋に移動させることができるので、複数の部屋の暖房を一台だけで賄うこともできます。

ファンヒーターが好きなので、少しファンヒーターよりの見方になっているところもあります。コスト計算だけをすれば、どう考えてもエアコンを新調してエアコンで暖房をかける方が効率的です。特にこれから先もずっと両親が家に住み続けると考えると、初期費用を差し引いてもかなり得です。それでも、ファンヒーターがもたらしてくれる心地の良い温かさが好きみたいです。一人暮らしでは灯油の調達が難しいので使わないと思われますが、将来的には検討していきたいと思います。

それでは、また。