さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

小説を読んで感じる教養の効果

最近、以前よりも読書時間を増やせています。
卒論という強敵がいるので合計時間で考えると短いかもしれないのですが、その卒論に関連する本を読み、かつ休憩として別の本を読めているので増加傾向にあります。

最近は、ハックスリーの『すばらしい新世界』、オーウェルの『動物農場』、『一九八四年』を読みました。
これらの作品を読んでいると、歴史や宗教への理解の大切さを痛感します。
また、最低限の科学の知識も必要だと思われます。
それらがないと読めないという程ではないのですが、知っていると一気に面白さが増します。
例えば『すばらしい新世界』だと、シェイクスピアの作品からの引用が多数あります。
もしシェイクスピアの作品を読んでいれば、きっとより登場人物へ感情移入できるのではないのかと感じるのです。
また『動物農場』では、ロシア革命に関する知識があるといかに痛烈な風刺なのか感じることができます。
読み進めながら記憶が曖昧なところが見つかり、その度に世界史の教科書を見直すのもなかなか良いなと思います。

小説を読む機会が増えているのですが、作品を読む度に著者の知識と教養の量に感動します。知識を得て、考えをまとめ、わかりやすくそれでいて面白い表現にして伝えていくというのは、並大抵のことではないと思います。
取材をしているというのもあると思いますが、しっかりと社会にアンテナを張り、情報を整理して体系的に理解していないとできないことです。
作品によって違うのだと思いますが、読めば読むほど気づきがあり、かつ発奮材料にもなるのは最高です。

なかなかこういった時間を取れる時期はないと思うので、今のチャンスをしっかりと活かしたいと思います。
読んだ本の感想やまとめなども記事にしていきたいと思います。

それでは、また。