ウォシュレットが恋しい:香港の水事情について
みなさんこんばんは。さいごーどんです。
昨日から若干体調を崩し気味ですが、今日はそれが腹痛として現れました。おそらく、こちらの「旅行者下痢症」というものになってしまった模様。
(出典:海外旅行中の下痢に注意を | はじめよう!ヘルシーライフ | オムロン ヘルスケア
http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/134.html)
腹痛と下痢が止まらず、基本的に薬を服用したくない人の私ですが、今回ばかりは頼ってしまいました。
さて、そうなると必然的にトイレへ行く回数が多くなるのですが、その時にいつも便座が温かくなく、ウォシュレットもついていないことを気にしてしまいます。日本ではかなり当たり前のようについていた機能なので、この点に関してはかなり日本を羨ましく思います。
じゃあ付ければ良いじゃないかと言われるかと思うのですが、そこにはウォシュレットを設置しにくい香港ならではの水事情があるようです。
結論から言いますと、香港のトイレを流す水には海水が使われているため、ウォシュレットに対応できないとのこと。香港では飲料水すらも不足しており、中国本土から輸入しています。わざわざお金を払って購入した水を、トイレを流す水に使用することはできないということですね。それなら、海水を汲み上げて使えば良いじゃないかと。
さすがにトイレの水を舐める勇気はないので実際に海水かどうかは分かりませんが、そもそも海水を使う前提として組まれているトイレにウォシュレットを取り付けること自体が難しいというのは容易に想像できます。本当に海水かどうか気になるので、何かしら舐める以外の方法で帰国前に確認してみるのは面白そうですね。考えてみたいと思います。
ちなみに、飲料水についても水道の蛇口をひねって出て来る水をそのまま飲むことはできません。一応WHOの基準はクリアしていますが、日本の水とはやはり違います。そのため、会社や学校では大抵ウォーターサーバーが設置されており、飲水はそこで手に入れます。私の生活している寮では冷水、常温水、熱湯を切り替えて出すことのできるサーバーが設置されており、味も特に問題なく、かなり便利です。
水というのは人類はもちろん生きとし生けるもの全てにとって必要不可欠ですので、調べていくと非常に面白い発見があるかと思います。香港の歴史を紐解くと、イギリスから中国へと香港が変換された経緯にも水の問題が絡んでいると分かります。そのあたりの話はかなり長くなりそうなのですが、また香港の歴史についても詳しく語らせてもらいたいと思います。
それでは、また。